ブラ五馬 ~五馬大地を支配した五馬媛とは?~
10月7日(金)に五馬中1年生の総合的な学習の時間で、フィールドワークを行いました。天瀬公民館も学校支援事業の一環としてサポートさせていただきました。
五馬について知ることを目的に、古墳、遺跡、神社、活断層等をフィールドワークをしながら学びました。
残念ながら朝から雨模様でしたが、まずは五馬媛の里からスタートです。
本家「ブラタモリ」と同様にタモ手箱も登場し、本日のテーマが告げられました。
テーマは「五馬大地を支配した五馬媛とは?」です。
五馬媛?名前は聞いたことありますが、どんな人だったんでしょうか?それを探るため五馬を散策です。
次に訪れたのは、いつま小学校の近くにある「元宮神社」です。史跡「元宮古墳」と書いてあり、「前方後円墳」という文字も見えますね。ここは古くから五馬媛のお墓だと言われてきたそうです。ということはお墓の上に神社が?不思議な感じですね。
続いては、「宇土遺跡3号墳」へ。
ここからは文化財保護課の上原さんが合流して、遺跡について説明していただきます。
周りを見ても、道路とうっそうとした森しか見当たりませんが、こんなところに遺跡があるの?と生徒たちも不思議そうな顔でした。さあ、どこにあるのか?
中には石室が2か所ありました。1号石室からは姉弟と想定される女性と男性の人骨が、2号石室から姉弟と思われる人骨と20代女性の3体の人骨が埋葬されていたそうです。古墳時代の支配者層の親類関係を知る貴重な発見だったと言われています。
生徒たちも、当時の支配者層に女性もいたということに驚いていました。
最後に向かったのが、「玉来神社」です。
こちらは五馬媛と景行天皇が祀られていると言われている神社です。五馬媛が祀られていることは全国的に見ても珍しいことのようです。
学校に戻って、今日のことを振り返り、感想をまとめました。感想を少し紹介します。
「宇土遺跡がマンホールの下にあることにビックリした。」
「当時、女性が権力者であったのは驚いた。」
「五馬に住んでいるけど、知らないことだらけでした。」
「今日、学んだことを他の人に伝えたいと思った。」
五馬中の生徒たちにとって色々と刺激を受けたフィールドワークだったようですね。今日のフィールドワークはこれから動画の編集などをして文化祭で発表するようです。楽しみですね。