【事例発表】第74回 大分県公民館研究大会(前津江公民館)
第74回大分県公民館研究大会
主 催:大分県公民館連合会、日田地区公民館連合会
期 日:令和5年10月6日(金)
発表内容:第一分科会 地域づくり
「前津江セミナー」から「地域活性化事業:みちばた案内人養成講座」へ
発 表 者:日田市前津江公民館 館長 佐藤 香津子
大分県公民館研究大会 第一分科会にて前津江公民館 佐藤香津子館長が8年前に立ち上げた「前津江セミナー」から、現在、地域活性化事業として開催している「みちばた案内人養成講座」までの地域づくりの事例発表を行いました。
最初の3年間は大分県のおおいた学びの輪推進事業「ふるさとサポート・地域づくりサポート講座」を活用しての人材育成。
そして講座を受けた参加者が学びを活かそうと各地区で有志が集まり、
➀「憩いの杜やませみ」(ボランティアで経営するお店 弁当や薪などの販売)
➁「天空の星 あかいしゆかいくらぶ」(地域づくり団体、広報の発行、名所の看板設置、赤石再発見ウォークの開催)
が発足し公民館が活動をサポート。
その後ウォーキング大会を計画し、そのウォーキング大会を単なる健康づくり一過性の交流人口を増やすことが目的でなく前津江町の応援団になってくれる人材の発掘と道端案内人の活躍できる場となるように開催した。この始めた交流事業は「赤石再発見ウォーク」、「いづの再発見ウォーク」、「筑後川源流トレイル」、「大野再発見ウォーク」へと発展した。
この交流人口を増やす取り組みを通じ、前津江町の応援団となってくれる関係人口を一人でも増やすことで地域づくりへ繋がっていけばと考えている。
最後に・・・
地域づくり・地域活性化は難しい。特に、少子高齢化が進む過疎地域は参加者の募集には頭を悩めている。公民館が地域に出向いていく出前講座など積極的に行い、公民館として「地域に暮らす人々が自らの発意と行動によって、地域の資源を活かしながら、地域社会の課題解決をい解決し『より良い暮らし』を実現させる」ことへ繋げる活動を行っていきたい。