R1年度 幸齢者教室
6月26日(水)、令和元年度幸齢者教室第1講を開催しました。
今回は防災学習ということで、「自分でできる災害への備え」をメインテーマに行いました。
講師の先生は、日本赤十字社大分県支部の飯室沙也花先生、日田市内在住のボランティアスタッフさん4名にお越しいただきました。
前半はハイゼックス(炊飯袋)を用いた、炊き出し体験。細長い袋にお米と水を入れ、口を輪ゴムで縛ると準備完了。後は湯煎をするだけで美味しいご飯がたけます。災害時のメリットとしては、袋の中に入れる水は衛生的な水である必要がありますが、湯煎の際に使用する水は雨水や泥水などでも可能(食品にはふれないため)かつ、洗い物がへるため貴重な衛生的な水を必要最小限しか使わない点。大量に、個別に調理ができる点(アレルギーなどを想定して)。酢や梅干しを少量入れれば保存性がより高まる。洗い物を減らせる。といった点があるそうです。
湯煎をしている間に後半の講演会を行います。
避難時の持ち出し袋にはどんなものが必要でしょうか?皆さんは準備をされていますか?持ち出し袋セットな
ど販売されておりますが、それで完璧というわけではありません。普段飲んでいる薬や、避難先で心を落ち着けるもの等、必要なものは一人一人異なります。自分には何が必要か一度見直してみてください。
他にも寝るとき枕元に置いておいた方がよいものや、避難所での生活について等、多くの貴重なお話を聞くことができました。
講演会後はハイゼックスで炊いたご飯にレトルトカレーをかけ、皆で食べました。少しご飯が硬く感じられる方もいらっしゃいましたが、皆さん美味しそうに食べていました
最後に質疑応答の時間を取り、無事第1回目の幸齢者マナビ塾は終了いたしました。
参加を頂いた皆さんが少しでも身近に防災・減災対策について感じて頂き、これからの生活に取り入れて頂けると嬉しいです。今後も防災に関する学習会を開催したいと考えておりますので、次回も是非よろしくお願いいたします。
ご指導を頂きました飯室さん、ボランティアスタッフの皆様、有難うございました