ムクの樹体験クラブ 車いす体験ほか
ムクの樹体験クラブの第7回を12月11日(土)に行いました。
この日の学習テーマは障がい者理解。
講師はBeeすけっと(障がい者相談支援事業所)の石松聡美さんと神来町にお住いの伊藤弘美さん。
伊藤さんは出生時より脳性麻痺の障がいがあり、四肢が不自由なため車いすを利用されています。
伊藤さんからは、生い立ちや現在の生活の様子などお話しがありました。
伊藤さんは生まれたときに自分で呼吸ができず、脳に障がいを持つことになったとのこと。言葉が思うように出ないこともありますが、一生懸命お話する姿に、児童の皆さんも真剣に耳を傾けていました。伊藤さんのお話は皆さんの心に響いたことと思います
この後は、車いす体験と点字についての学習を行いました。
点字は普段触れることもなく、難しそうな印象ですが、実は日常生活で使う製品に多く使われています。
シャンプーやリンス、ジャムの瓶やビール缶などなど…。家庭にある点字探しを宿題として出されました。(ちゃんと調べてみたかな…。)
車イス体験では伊藤さんが実際に利用している電動車イスをお借りして、二人一組で公民館内を走行体験。慣れない車イスにあっちこっちぶつかり、障害物にも手こずりながら体験していました。
この日の体験は事前準備されたもので行われましたが、実際に屋外で車イスや白杖などを使用されている方のご苦労はたいへんなものだと思います。
石松さんは、困った方がおられたら「何かお困りですか?」と声掛けをしたほしいとのお願いがありました。
知らない人に声を掛けるのはとっても勇気のいることです。
でも、伊藤さんが来館の際、皆さんは車イスを押してくれ、邪魔になる障害物をどけてくれたました。
そんな優しいムクの樹体験クラブの皆さんは、きっと勇気を出してくれることと思います!
車イス、爆走中!?