Arita Challenge CLUB もぐら打ち体験
2025-01-31
令和7年最初のArita Challenge CLUB(ACC)は月出町で行われる伝統行事「もぐら打ち」の体験です。
地域の子どもたちが各戸の庭先に出向き、竹とワラでつくった「わらぼて」で地面を叩いて地中のもぐらを退治する「もぐら打ち」。
その年の五穀豊穣と無病息災を祈願する昔ながらの伝統行事です。
近年、少子高齢化が急速に進み、月出町でも子どもが少なくなり、行事の維持も危ぶまれることから公民館に相談があり、3年前から公民館の青少年事業に参加する児童の皆さんが協力をしています。
最初はもぐら打ちで使う「わらぼて」づくり。竹さおにワラを針金で括りつけます。この作業は月出町の老人クラブの皆さんが指導してくれました。針金でしっかり括りつけないとすぐにワラが抜けてしまいますので、おじいちゃん、おばあちゃんと協力して作業します。
1人2、3本のわらぼてができました。
作業の後、月出町井戸端交流交流サロンを見学して昼食をいただきます。
昼食では、これも伝統行事の「かゆだめし」をします。
「かゆだめし」は小豆飯を炊く際に小さい竹の筒を入れて炊き、筒の中に入っている小豆の数でその年の運試しをするもの。
10個以上入っている人もいれば全然入っていない人も…。悲喜こもごもでした。
昼食では小豆飯、豚汁など美味しくいただきました。
午後からいよいよもぐら打ち本番。2グループに分かれ地区を回りました。
もぐら打ちは「もぐら打ちは十四日、小豆飯は十五日」と掛け声をかけながらわらぼてで地面を叩きます。
最初は恥ずかしそうにしていた子どもたちも場数を踏むと次第に大きな声に。
家の人から感謝され、やりがいも感じながら貴重な体験となりました。
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