ムクの樹体験クラブ&ムクの樹体験クラブジュニア
令和4年度の青少年学習事業、ムクの樹体験クラブ(高学年対象)とムクの樹体験クラブジュニア(低学年対象)の保護者説明会と第1講を6月16日(木)に行いました。
今年はムクの樹体験クラブの参加者がとーっても少なく、ナント6人しかいません…。
貴重な体験ができるチャンスですのでとても残念でなりませんが、少数でも楽しく学べる場として頑張っていきましょう!
この日は保護者説明を兼ね、第1講で親子活動を行いました。
第1講は食育学習会。煮干しの解剖を行いました。
煮干しはカタクチイワシが主な原料で、お味噌汁や和食には欠かせない食材。
人間と同じ「脊椎動物」で、体を支える背骨を持ち、内臓や脳、目など、人間と同じような役割の機能があります。
今回は人間と同じ機能を持つ臓器類を煮干しから取り出して観察しました。
解剖と聞いて女子はえーっ!と拒否反応。
まぁ、確かに少々グロいですが、乾燥している分生々しさはないから大丈夫、と強引に進めました!
まずは頭部を切り取り、脳天に爪を立てて真っ二つに割ります。頭からは脳、目の水晶体、エラとさいはを取り出します。
次に胴体を真っ二つ!肝臓、心臓、胃、卵巣もしくは精巣、背骨を採取します。
採取した臓器類は、解剖用の台紙にテープで貼って観察しました。
魚類と哺乳類…、種類、見た目は大きく異なりますが、臓器の働きや形もよく見ると人間とそっくりで、同じ生き物なんだ、と感じることができました!
この後、和食の基本であるダシの実験をしました。
実験は味噌汁の飲み比べ。
ダシが入っていない味噌汁、本だしの味噌汁、そして煮干しでダシをとった味噌汁の三種を飲み比べてみました。
さすがにダシが入っていないは、美味しくない!と児童からも声が上がりました。
本だしと煮干しダシは、味は明らかに違います。皆さんの意見はやはり煮干しダシがやさしい味で美味しかったということでした。
毎日食べるものだからこそ、本物を使って美味しくいただきたいですよね。
簡単にできる本だしもとっても便利です。使い分けをするといいですね。
ということで、1年間、少人数での船出ですが、楽しんで活動しましょう!