ひな祭りに向けたおきあげつくり1
1月16日(木)、講座「和の文化に親しむ」第3回では、3月のひな祭りに向けて「おきあげつくり」に取組みました。今回は、お内裏様の胴体を作り上げ、次回で仕上げます。
胴体の制作過程は、1つ1つのパーツごとに作ります。先ず、型紙にそって中につめる綿を切ります。次に、それを木工用ボンドを使って花紙で包んでいきます。それから内裏様の衣装となる裂を貼りつけていきます。裂のどの絵柄をどのように使うかによって、でき上がりがまるで違ってくるそうです。
この製作過程は、実に細かい手作業の連続で、集中力と手先の器用さが必要となります。そのため、講師の伊藤京子先生の補助として4名のおきあげつくりのメンバーの方々が講師として来てくださり、受講生1人1人に丁寧にご指導してくださいました。おかげで、計画より早く作業が進みました。
終了して、受講生の方々の1人は、「久々にこれだけ集中してものごとに取り組みました。しかし、それがとても楽しかったです。」と感想を述べていました。どのようなお雛様ができあがるか、今から楽しみです。
絶品!真鯛の三枚おろしと潮汁
12月13日(金)、日隈公民館主催の「挑戦!男の料理教室」の最終回(第6回)では、お正月に向けて、天然物の真鯛のさばき方を学びました。
受講生の皆さん方は、体長37㎝の真鯛を見た時は、これまでのサバやアジと迫力が違い、これを一人でさばくのかと一抹の不安はあったようです。しかし、講師の佐藤豊先生の丁寧なご指導とこれまでのサバやアジの三枚おろしで学んできたことを生かして、見事に鯛をさばくことができました。
三枚おろしでは、皮をつけたまま熱湯をかける湯引きの仕方も教わり、日頃食べている皮のない刺身とは違ってコリコリとした食感が楽しめました。また、潮汁は、鯛の粗のうまみが出汁となって、実に奥深い味でした。いずれも魚の生臭さが全くなく、鯛のうまさを満喫できました。
受講者の方々は、毎回学んだことを忘れないよう、鮮魚店で魚を丸ごと購入し、調理して家族にふるまっているそうです。皆が「うまい、うまい。」と言って喜んで食べてくれるのが、自分の楽しみになったとおっしゃっていました。
すばらしい音楽を満喫!
いつも地域の方々から、公民館運営に熱心にご支援・ご協力を賜っています。そこで、音楽の贈り物をして、お礼の気持ちを伝えようと考え、12月7日(土)、日隈公民館主催のクリスマスコンサートを開催しました。
アーティストには、日田市の誇るピアニストの古賀美代子様とソプラノ歌手である田北りえ様を迎えました。プログラムは、クリスマスソングや滝廉太郎の歌曲、文部省唱歌等、様々な世代の方に楽しんでいただけるものでした。特に、古賀様のドビッシーの「アラベスク」の実に優雅なピアノ演奏や田北様のプッチーニのオペラ歌曲「私のお父さん」のソプラノの歌声等に、聴衆はすっかり魅せられてしまいました。また、一緒に歌おうコーナーでは、皆さん方が元気よく合唱し、心が一つになった気がしました。
閉会後、会場を後にする皆さん方の表情はにこやかでした。このように、世代を超えていろいろな方々と楽しいひと時を共有する機会を重ねることにより、人と人との心の結びつきが生まれてくるのではないかと思いました。
今回のコンサート開催にあたり、地域の方々が、イルミネーションやリース、サンタの人形などを寄贈してくださいました。おかげで会場を美しき彩ることができました。心から感謝申し上げます。
お正月が待ち遠しい!
12月5日(木)、日隈公民館主催の「和の文化に親しむ」講座の第2回で、水引のしめ飾りを完成させました。
第1回では、しめ飾りの土台となる部分を作成しましたが、今回は、それに水引で作成した松竹梅や海老などの飾りをつけて完成させました。受講生の皆さん方は、とても手先が器用で、講師の指導を受けながら、一つ一つパーツを極細の針金を用いて根気よく土台に取り付けたり、土台の水引をきれいに切りそろえたりしていました。
完成した自分のしめ飾りを見て、実に満足げでした。最初は、自分には作れるだろうかと不安だったようですが、講師の熱心なご指導で立派に完成させることができ、達成感を味わえたようです。
しめ飾り完成後は、水引であわじ結びなど、水引の様々な基本的な技を学びました。非常に奥の深い伝統文化だということがはた目にもわかりました。
令和2年度は、受講生の皆さん方のお宅には、たくさん福が舞い込むことでしょう。
個性が光ったクリスマスリース作り
12月4日(水)、日隈公民館で、「バラとハーブの教室」の第4回目の講座である「ハーブを使ったクリスマスリース作り」をしました。
先ず、松ぼっくりをトウのリースに取り付けた、ゴールドクレストやロケットコリファー等の緑の葉でリースを覆っていった後、クリスマスホーリーやサンキラの赤い実、リボンなどで装飾していきました。自分のイメージどおり作るのは結構難しそうでした。それぞれを取り付ける位置やリボンの色や柄を選んだりするのに試行錯誤していました。難しさはあるものの、一方でものを創り出す楽しみでもあるようでした。
完成したそれぞれのリースは、どれも色彩豊かですばらしく、観る人は思わず心が和むのではないかと思いました。
片付けた後は、獅子柚子のケーキを、ピンクのバラの花びらを乾燥させたバラのティーと乾燥したリンゴやキウイ等のティーでいただきました。獅子柚子は苦みもなく上品な味でした。またそれぞれのティーは香りがよく、心をリフレッシュしてくれるようでした。
今回が本年度の最後でしたが、受講生の皆さん方からは、来年も開講してほしいというよう部が出されていました。
私がアイドルから弁護士になるまで(高齢者セミナー)
3月14日(木)、弁護士の平松まゆき氏が、「私がアイドルから弁護士になるまで」という演題で講演してくださいました。
講演の内容は、1部がアイドルから弁護士になるまで、そして2部は高齢者が知っておきたい法律のアレコレでした。
1部では平松氏は、これまでの自分の人生を振り返り、様々な困難を乗り越えられてきたのは自己の頑張りに対しての承認要求が根源にあったこと、そして「人生の従順な軌道修正が許される社会の実現」を願ってていることを話されました。現状に満足せず、常に自分に負荷をかけて自分の夢を実現していく生き方には、受講生の皆さん方は、感銘を受けたようでした。
2部では、1「高齢者のお金は狙われている」、2「知っておきたい『相続』の基本」、3「遺言書を作ろう」について、わかりやすく解説してくださいました。
「その子らしさを生かす子育て」(子育て応援学級)
3月2日(土)、本館と日隈こども園との共催で、就学前の保護者53名を対象に開催しました。講師の持山千津枝氏が、「子育て中の親の息の抜き方~忙してもイライラせず愛情をかけ、その子らしさ生かす子育て」という演題で講演されました。
持山先生は、ご自分の体験を盛り込みながら、子どもは親を映す鏡であるため、子どもの短所を直すことに終始するのではなく、むしろ自分自身を振り返り自分を変えていくことが大切で、子育ては自分探しでもあるとお話しされていました。
そして子育ての秘訣は、1「捨て育てる」2「周りの協力を得る」3「自分自身を肯定する」4「スキンシップを大事にする」5「子どもの話を心で聴く」であると述べられていました。
参加された保護者の皆さん方は、子育てのヒントが見つかったようでした。
石松博様 社会教育功労者賞 受賞おめでとうございます
平成31年3月9日(土)、パトリア日田で開催された第46回日田市社会教育振興大会で、長年にわたり日隈公民館の運営委員会会長としてご活躍されたことと青少年の健全育成に熱心に取り組まれた功績で表彰されました。その他にも、当館だけではなく、市全体の公民館の変遷における節目ごとに大きな役割も果たされてきました。これまでご尽力いただきましたことに、深く感謝申し上げます。
< 功労事項 >
「平成8年から平成29年までの22年間、日隈公民館運営委員会会長として、公民館事業の運営に尽力されるとともに、三隈川サミットの開催においては、子どもたちの郷土愛を育み環境保護の大切さを学ぶ機会を提供するなど、社会教育の推進に努められました。」
幕末から明治の日田と咸宜園の歴史
2月21日(木)、咸宜園教育センターの主幹吉田博嗣さんを講師として、成人セミナーで受講しました。
幕末の絵地図で隈や豆田の街並みや代官屋敷の内部の様子、明治維新と日田県、そして咸宜園の塾生の明治維新での活躍について、様々な資料を駆使して研究成果をご講演してくださいました。拝聴して、次々と興味がわき、改めて日田を再発見する機会となりました。
来年度も、成人セミナーや高齢者セミナーなどで、日田のすごさを発見する講座を開設していきたいと考えています。
高齢者セミナー 名画鑑賞「細雪」
2月14日(木)、1983年キネマ旬報ベストテン日本映画2位やその他の映画祭で賞を獲得した市川崑監督の「細雪」を鑑賞しました。
昭和13年を時代背景として、4人姉妹役の岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、伊丹十三、石坂浩二という豪華な配役、さらに主役級の俳優さん達が脇を固め、それぞれの演技が光って映画のよさを存分に楽しめました。また四季折々の風景や日本の伝統的な事物の美しさを余すところなく映し出す映像のすばらしさにも感動されたようです。
これからも受講生の皆さん方に喜んでいただける映画の上映会を企画していきたいと思っています。