日田の歴史の奥深さにふれる
2020-12-14
12月11日(木)開催の高齢者セミナーは「日田の歴史再発見!」というテーマで、市内光岡地区の「岳林寺」と日田市立博物館で開催されている日田市制八十周年記念企画展「水郷ひたの風景~古い写真で振り返る人々の思い出の場所~」を見学しました。
岳林寺は、1342年後醍醐天皇の勅願によって、元の帰化僧明極楚俊(1262~1336)を開基として、日田郡司大蔵永貞が建立したと伝えられます。その後、戦乱等により、創建当時の伽藍などは失われていますが、境内にある郷土資料館には、後醍醐天皇の勅願書や釈迦三尊像、徳川幕府の歴代の将軍から賜った30石支給する文書等の大変貴重な資料が展示されており、往時が偲ばれました。
また、境内には足利尊氏が寄進した六面地蔵や勅使門が、そして山門の瓦には菊の御紋がありました。
参加された皆様は、同じ市内ですが、なかなか訪れる機会がなかったことから大きな発見があったようです。
日田市立博物館での「水郷ひたの風景」は、明治~昭和の日田の風景や人々の暮らしの写真展です。筏流し、筑後軌道、川開き、賑わいのあった町並み等、貴重な写真が展示され、見る人をタイムスリップして当時のことを思い出させてくれます。参加された皆様は、若かりし頃の思い出に浸る時間となったようです。
参加された皆様にとって、様々な日田の魅力を再発見していただける研修となりました。