日田祇園祭と上津江の意外な?関係♫【R4/2/28】
2022-04-05
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている「日田祇園の曳山行事」。
今回は、この日田祇園祭りと上津江の意外な関係をご紹介します。
日田祇園といえば、法被姿の男衆が勇壮に曳き回す山鉾ですが、その山鉾の横の部分に付けられている竹でできた白い飾りを「パイパイ」といいます。
このパイパイ、なんと上津江でも作られているのです!
作っているのは白草地区の相垣満馬さん。あまり山に入れない冬の時期の仕事として、作りだしてからもう10年になるそうです。
竹を細く切り出し、節や皮を取り除いて形を整え、さらにそれを6本になる様にきれいに裂いて作ります。かなりコツがいるそうですが10年も続けているので、かなり熟練されています。
日田祇園の山鉾は9基あるのですが、そのうちの4基分となる2000本を満馬さんがお一人で作っているそうです。12月頃から始めて、4月頃までに作り上げるそうですよ!
日田を代表する「日田祇園祭り」の山鉾を陰で支える方が、遠く離れたこの上津江の地にもいらっしゃるのは意外な感じがしますね。
コロナ禍の為ここ2年、日田の祇園祭は中止となっていますが、その前は山鉾を曳くときに履く草鞋も作っていたそうですよ。
出来上がった「パイパイ」は、納品後に白く塗られ、一部は山鉾に飾り付けて、その他は祭りの参加者等に配られます。縁起物で、お守りとして玄関などに飾られたりするそうです。
今年も4月中には開催の可否が判断されるそうです。
今年こそはぜひ、盛大に開催できるといいですね!!
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