白草 多聞天さまの御願立て【R4/7/20】
2022-08-26
都留の白草地区では、7月に多聞天神社で御願立てが行われます。
その年の五穀豊穣や無病息災等を願う、地域の大切な行事です。
以前は5月に行われていたこともあるようですが、現在は毎年7月20日に行われています。
今年も7月20日(水)、朝早くから、神社の清掃や草刈り等が行われました。
社殿もきれいになり、境内周りの草刈りも出来、木も剪定されてすっきりしました。
最後に鳥居のしめ縄もきれいにかけ替えられました。
多聞天神社の清掃が終わると、そのまま「年の神神社」へ。こちらも清掃、草刈りを行いました。
年の神神社は、今から約400年前にこの地を切り開いた相垣越前守のお墓があります。小さな境内には貴重な老木などもあり、「鎮守の森」として地域の方々に親しまれています。多聞天さまは相垣越前守の守護神として奉じられてきたのだそうですよ。
ちなみに「白草」という地名は間部越前守義直が「深山幽谷、百草百木生い茂り、高山森林の大木生い茂る別天地であった。」ということで「百草」と名付け、自身の間部姓も相垣に改めた、その後「百草」が「白草」に変化していったのだそうですよ。
「年の神神社」の境内もきれいになって、例年であれば地域の皆さんで会食をするそうですが、今回はコロナ禍ということで掃除のみでした。
このお祭りは11月15日の御願成就のお祭りに繋がります。相垣越前守の末裔の方がくじを引いて、4種類(千度詣り・大旗・日籠・戸帳)の中から、その年の祭祀のやり方を決めるという、とても珍しいなお祭りです。
その時は、通常通り行えるとよいですね!
←「自転車レースのプロチームが津江小学校を訪問【R4/7/13】」前の記事へ 次の記事へ「津江小中学校のイルカ教室【R4/7/21.22】」→