浦地区 馬頭観音のお祭り【4月18日】

浦地区の公民館で「馬頭観音」のお祭りをしていると聞いてお尋ねしました。



浦地区の上の方、甫手野地区との境に近い杉の森の一角に小さな祠があり、そこに馬頭観音が祀られています。
馬頭観音は、頭に馬頭を配し、忿怒の表情で悪を粉砕。動物を守護する観音菩薩さまなのだそうです。



この浦地区に祀られている馬頭観音さま御像は小さなお姿ではありますが、頭には馬頭の飾りがしっかり見えます。
きれいな花が供えられていました。
昔はもっと山の上の方に祀られていたそうですが、昭和10年に今の場所に移されました。
当時は、この祠の前でお祭りをしていたそうですが、現在は公民館で行っているのだそう。


昔は農作業をするのに牛馬は欠かせない存在で、この浦地区でも同様でした。
その農耕馬に対する感謝と健康・安全を願い、その年の豊作を祈るお祭りなのだそうです。
上津江町では多くの集落で行われているお祭りなのだそうですよ。いつまでも続いてほしい地元の伝統ですね。