白草*樫の大木の湧き水
2020-11-25
相垣さん(白草)に、2mオーバーの蛇の抜け殻を取材させて頂いた時(10月7日)にお聴きしたお話をもう一つ。
相垣さんのお宅の裏山に樫の大木があり、その根元から水が湧いているとのことで、案内して頂きました。
立派な巨木です。相垣さんと比べるとその大きさがわかりますね。
その根元に窪みがあり、水が湧き出ていました。澄んいて、とてもきれいな水です。
今は水道水を利用しているそうですが、昔はこの水が生活用水の全てだったそうです。竹でパイプを作って水を引き、料理や飲み水、風呂など何でも。
今でも水は引かれており、実際に飲み水として利用できるそうですよ。また、相垣さんのお宅以外にも引水されているのだとか。
昔は水を確保できることが家を建てるときの条件だったそうで、相垣さんのお宅は「150年以上経っている」そうなので、もっともっと、ずっと前から、絶えることなく滾々と湧き続けているわけですね。
「白草年の神社」には今から約400年前、この地を開拓したと云われる相垣越前守のお墓があります。
「ここは深山幽谷“百草百木”生い茂り、高山森林の大木茂る別天地であった」と、伝えられるこの地を相垣越前守が選んだのは、“きれいな水”の存在も、その理由の一つだったのかもしれませんね。