白草地区・多聞天のお祭り【R2/11/15】
2021-01-19
昨年の11月15日(日)に白草地区の多聞天神社でお祭りが行われました。
毎年行われる地域の行事です。
7月に「御願立て」を行い、11月に「御願成就」のお祭りをするのですが、この祭祀の行い方は独特です。
祭祀のやり方は「とちょう」、「千度詣り」、「日篭(ひごもり)」、「大旗」の4種類。
即ち、「とちょう」は多聞天様が祀られている社殿の奥に掲げられた煌びやかな布に「御願成就」の文字を記してかけ替える。「千度詣り」は、下から60段以上もある石段を上り下りし、千度詣る。「大旗」は三尺もある大旗を立てる。「日篭」は境内や社殿に朝から夕方まで皆で詰めて祭祀を行う。
この白草地区を切り開いた相垣越前守の末裔にあたる方が毎年クジを引き、そこで引かれた4種類のうちの1つが、その年の祭祀のやり方に決まります。クジなので、何年も同じやり方が続くこともあるそうです。
そして、今年引かれたクジは「日篭」。かなり久しぶりなのだそうですよ。
朝から準備が行われていました。境内には大きなイチョウの木があって、「どれくらいの太さがあるんだろう?」という話に。
測って見たら、約4.5mもありました!立派なイチョウですね~。
さて、少しずつ地区の人が集まって来て、日篭が始まりました。この日は暖かく天気も良かったので、外にいても過ごしやすかったですね。
風向きによってはオートポリスの音が聞こえてくることもあるそうですよ。
地域の守るべき伝統であり、大切な交流の場ですね。