浦の高飯(たかまま)祭り【R2/12/8】
2021-02-04
川原の浦地区、浦公民館の奥の小高い丘の上の小さな祠は「歳の神」さまです。
毎年12月8日は高飯(たかまま)祭りが行われます。
先の12月8日(火)も、朝から祠の清掃が行われていました。
祠の中を覗いてみると、「あれっ?ご神体が見当たらない・・・」
かと思ったら、実は5個の自然石がご神体なのだそうです。清掃後には祠の前に小さな葉っぱが12枚並べられていました。
その後、男性は注連縄づくり。祠の大きさに合わせた小さなものなので、比較的すぐに完成し祠に設置!
女性はお供えする小豆飯づくり。祭事の際、女性は祠にあまり近づかないのが決まりなのだそうです。
いつもならこの後、地域の方々が膳に付きます。「高飯(たかまま)」の名の通り、お椀に高く盛ったご飯やご馳走を、その年の収穫に感謝を込めて、皆で食べるのだそうです。
昔は、「この日ばかりは贅沢を」ということで、美味しいものを食べて皆で語らう、年に一度の楽しみだったそうですよ。
この様なお祭りは珍しいのではないでしょうか?地区の担い手が少なくなってきていますが、続いてほしい伝統ですね。
祠の前の12枚の葉っぱにはそれぞれ小豆飯が盛られていました。この葉は、十二支を表しているそうです。
また、近くにある浦宮神社にも小豆飯が供えられていました。
今年はコロナ禍で会食は中止。残念ですね。
コロナが終息し、来年こそは楽しく会食できることを願います。