「赤十字ふれあい講座」~咸宜っ子体験教室スタート
小学5.6年生を対象とした子ども体験教室「咸宜っ子体験教室」が、本年度32名の受講生でスタートしました。
第1講は、6月25日(土)に咸宜公民館で開催した、日田市「赤十字ふれあい講座」に参加しました。
日田市赤十字奉仕団(日田市女性団体連絡協議会会員)と地域の方々、咸宜っ子の保護者もこの講座に参加しました。
開会では、日本赤十字社大分県支部日田市区長である原田市長にご挨拶いただきました。
日本赤十字社大分県支部の方より、赤十字社の成り立ち、災害救護活動について、パワーポイントとDVDを使って説明がありました。
炊き出しの訓練。日田市赤十字奉仕団の梶原委員長(日田市女性団体連絡協議会会長)より、ハイゼックス(包装食袋)を使用した炊き出しの説明があり、参加者一人一人が練習しました。保護者も練習しました。日田市赤十字奉仕団員が大鍋で炊いてくださいました。ハイゼックス袋にお米と少量の水を入れています。
袋の中身はペットボトルの水やお茶を入れます。大鍋で炊く水は、雨水、ふろ水、泥水でもかまいません。
手の雑菌が触れないので数日保存でき、お箸や器がなくてもそのまま食べられます。梅や塩昆布を一緒に入れて炊くと味ご飯になります。
今回は、炊いたご飯にレトルトカレーをかけていただきました。栄養バランスを考えて、野菜ジュース付きです。
午後からは「健康生活支援講座」をしました。長引く避難所生活で困ることをグループで話しあいます。
熱いお湯100ccで温かいおしぼりが作れ、お風呂に入れない人の体をふく練習。
ダンボールとビニール袋でバケツを作り、炊き出しで沸いたお湯を使って足を洗ってあげる練習。
避難所が寒い時、タオルケットや毛布を使って、動いて回ることのできるガウンを作る練習をしました。
避難生活は多くのストレスを抱えるので、声掛けや手足のマッサージをしてあげるだけでも心の支えとなります。
講座に参加した咸宜っ子は、「もしこの先災害が起こり避難生活を送る場面があれば、今日学んだことを実践したい」と感想文に書きました。