「みどりの教室」最終講は、迫力の巨木巡り
9月21日(金)、「みどりの教室」の最終講を開催。
今回は研修旅行、佐賀県武雄市の巨木巡りに行ってきました。
まず最初に訪れたのは…
巨木ではなく、国指定重要文化財である武雄温泉の楼門と新館を見学しました。
武雄温泉楼門2階の天井には、
子(ね)・卯(う)・午(うま)・酉(とり)の四干支の彫絵が存在しています。
残りの八干支は東京駅の天井にレリーフとして存在しており、
明治・大正時代を代表する建築家 辰野金吾氏が仕掛けたミステリーと注目を集めています。
そして、楼門・新館の設計を辰野氏に依頼したのは、
武雄温泉株式会社初代社長の宮原忠直氏。
宮原氏はなんと、17歳の頃に咸宜園に入門したそうです。
説明のパネルにも書かれていました。↓↓↓
ここから巨木巡りの始まりです。
まず最初は武雄神社に行き、武雄の大楠を見学しました。
武雄の大楠は全国巨木第7位にランクし、
樹齢3000年以上で、武雄市の天然記念物に指定されています。
樹高30m、幹回り20m、枝張りは東西30m・南北33m。
武雄市内最古の神社、武雄神社の神木となっています。
次に向かったのが、塚崎の大楠。
県内第3位の巨木で、樹齢は2000年とも3000年とも言われ、
武雄市の天然記念物に指定されています。
樹高18m(南側の史枝)、幹回り13.6m、枝張りは東西18m、南北15m。
昭和38年に落雷に遭い、残念ながら本幹の9m以上が失われましたが、
根回りは38mに及び、かつては壮大な姿を誇っていたと想像されます。
昼食を取った後、本日最後の目的地、川古の大楠を見学しました。
全国巨木第5位にランクし、樹齢3000年以上と言われ、
国の天然記念物に指定されています。
樹高25m、幹回り21m、枝張りは東西・南北27m。
本幹は空洞化し、稲荷の石碑が祀られています。
また、川古の大楠公園内の「為朝館」で、
地元の伝説である源為朝による黒髪山の大蛇退治の
カラクリ人形劇を観ることができました。
これで、本年度の「みどりの教室」は全て終了。
この講座で学んだことを、周りの人にも伝えてもらえれば嬉しく思います。