枯れた大地に用水路を 中村哲医師の話とJICAの取り組み
2020-11-14
令和2年11月14日(土)、「咸宜っ子体験教室」の第5講を開催しました。
今回は、「枯れた大地に用水路を築く ~中村哲医師の話とJICAの取り組み~」
と題して、DVD上映と学習会を開催しました。
講師には、JICAデスク大分 国際協力推進員の井本望さんに来ていただきました。
まずはDVDの上映。
「アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く ~治水技術 7年の記録~」
を観ました。
中村哲医師。
ニュースや新聞などで聞いたことがある、見たことがある、
という人がほとんどでしたが、詳しくは知らなかったようです。
2019年、アフガニスタンにて武装勢力に銃撃され死去された中村哲医師が、
戦乱の干ばつのアフガニスタンで、 無謀とも思える土木工事に挑み
2003年3月から7年の歳月をかけて全長25.5キロの用水路を完工、
3000ヘクタールの農地を甦えらせました。
戦乱の地に真の平和をもたらすものは何か、静かに問いかける7年間の記録DVDです。
DVDを観た後は、井本さんのお話。
JICAの取り組みや、JICAと中村哲医師の関わりなどをお話していただきました。
中村哲医師の偉大な功績、水や食料の大切さ、
貧困や教育、戦争など開発途上国の現状、海外支援の必要性、
そして日本で暮らしている私たちがどれだけ恵まれているのか、
多くのことを学んでくれたようです。