女性セミナー第2講~人権学習会『相手の心にひびくほめるコツ』~

    2021-08-16

     7月29日(木)に女性セミナー第2講として講師に重松富子先生をお招きして
    人権学習会『相手の心にひびくほめるコツ』を開催しました。
     重松先生は保健師として日田市役所で務めたあと、福祉施設で働きながら、
    人権講演会なども行っていらっしゃいます。
     参加者のみなさんは、前回お渡ししていたチェックリスト用紙に記入したものを
    見ながら4つのグループに分かれてもらいました。
     
       

     グループは
    ①CP・・・Controlling Parent
    ②NP・・・Nurturing Parent
    ③FC・・・Free Child
    ④AC・・・Adapted Child
    ⑤A ・・・Adult
    の5つがあるのですが、今回は⑤を除いた4つのグループができました。
    それぞれのグループの特徴は
    ①CP・・・真面目、責任感がある、几帳面、、、慎重、批判的、とりかかりに時間がかかる
    ②NP・・・優しい、おおらか、親切、、、過保護、おせっかい、ざっとしてる
    ③FC・・・好奇心旺盛、無邪気、研究心がある、、、わがまま、マイペース、本能的
    ④AC・・・素直、気配り上手、他人を信頼、、、人の顔色を伺う、世間体を気にする
    だそうです。
     はじめに、グループの特徴を掴むために、ちょっとしたゲームを行いました。
     グループの代表者が1名先生の所へ行き、絵を見ます。それをグループに戻って
    みんなに言葉で伝え、白紙に同じ絵を描くように指示を出します。
    5分間でどれぐらいかけるかやってみるというものです。
     5分が終了してそれぞれの絵を見にグループごとに移動して見ていきました。
     
       

       

       

       

     このゲームを行うとグループの特徴がとてもわかりやすく出ていました。
     CPグループは、絵の特徴を細かく伝え聞く方も真剣に聞いていたため、
    何も書くことができずに5分が過ぎていきました。
     NPグループは、はじめに一旦説明を聞いたあと、みんなで話し合いながら
    絵を描いていましたが、正解の絵に似てはいましたが、細かいところが
    違っていました。
     FCグループは、絵の特徴を説明しているときに、聞きながらすぐに絵を描き始め、
    始まって2分もたたないうちに絵を描き終えていました。
     ACグループは、絵の特徴を聞きながら二人で一緒に絵をかき、正解の絵だけを
    描くのではなく、リボンをつけてやったりしっぽをつけてやったりと、
    とてもかわいらいい絵を描き上げていました。
     このように人間の言葉を伝えるというのはなかなかに難しく、またグループの特徴に
    書いたように、人の長所と短所は表裏一体だということが、よくわかりました。
     それをふまえてどのようにすれば相手の心に響くようにほめれるかを
    教えていただきました。
     
       

     人が人に対してふれあうための働きかけの事、つまり存在を認める行動のことを
    ストロークと呼ぶそうですが、
    体を使った働きかけを『身体的ストローク』
    言葉や態度による働きかけを『精神的なストローク』、
    行動や態度に対して働きかける会話を『条件付ストローク』
    存在や人格そのままを認め働きかける会話を『無条件ストローク』
    と呼ぶそうです。そしてプラスとマイナスのストロークがあるので
    相手に幸せな気持ちや喜びを与え、自分の存在が認められているという
    実感をもたらすプラスのストロークをできるだけ多く使う努力を
    しましょう。との事でした。
     そこでグループごとに肯定的、否定的、身体的、精神的な例えを
    考えていただきました。
     
       

       

     最後にほめ上手になるために、先生からストロークについて
    4つの説明をしていただきました。

       
     
     はじめはみなさんグループで分かれ、どんな講座になるのだろうと
    ちょっと不安そうな方もいらっしゃいましたが、参加されたみなさんの
    仲が深まり、とても楽しく笑顔があふれる講座になりました。

      

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