遊学館寿考教室第1講~口から考える健口教室~
7月21日(水)に講師に原律子先生をお招きして、寿考教室第1講として
『口から考える健口教室』のお話しをしていただきました。
原律子先生は、歯科衛生士の他に全国に8名しかいない健口教育指導士の資格も
お持ちです。また健康について調べていくうちに足も健康に密接に繋がっていることが
わかり、上級足指アドバイザーや靴アドバイザー、フットヘルパー、
ノルディックウォーク認定指導員などの資格も取得されております。
口の役割は食べる事、コミュニケーションをとること、表情を読んだり
また体に入ってくるばい菌をストップする関所の役割があるそうです。
しかし現在新型コロナの影響で人とおしゃべりできなかったり、口の中が渇いたりと
口腔機能が低下しており、また、マスクによる熱中症や肌荒れ、口臭、
酸素不足による頭痛、集中力の低下、睡眠時無呼吸症候群などのマスクシンドロームと
呼ばれる症状が増えており、これらの事が原因で口呼吸の人が増えているそうです。
本来人間は鼻呼吸が自然なのですが、先ほど説明したように口呼吸の方が増えています。
口呼吸の方に多い症状は、①虫歯や歯周病が多い②治療や入れ歯が多い③口腔内が乾燥する
④自浄作用が低下している⑤味覚が変化する。などがあります。
そうならないようにするため、次の3つの口腔ケアを教えていただきました。
①口腔内を綺麗にすること
②舌や口を動かすこと
③定期的に歯科医院に通う事
の3つです。
口腔内を綺麗にすることは、歯磨きを行うことでできますが、
必ず舌を動かして歯が綺麗になっているか確認をし、また口を動かすことは人と話したり、
よく食べる事を行って下さいとの事でした。
そして、もう一つ大事なことは舌の機能を強くする事です。
舌は筋肉でできているので鍛えることができ、舌を鍛えることで
口呼吸が治りやすくなるそうで、舌を鍛えるあいうべぇー体操を
教えてもらいました。
舌を動かし口腔ケアを怠らず、唾液をたくさん出し口から健康になるような
たくさんの情報を教えていただきました。
公民館ではマスクをしていたため、口の体操を思いっきり行うことが
できませんでしたが、教えていただいた体操をお家でぜひ
行っていただきたいと思います。
講演の後も参加者の皆さんからたくさんの質問が出て、口腔ケアの
重要性を改めて感じさせられる講演となりました。