家庭教育講演会『私が大事にしている10の事』~R5.2.17~
2月17日(金)に桂林小学校育友会と共催で家庭教育講演会を
開催しました。
講師の先生は大分市でフリースクールを経営している
佐伯和可子先生です。佐伯先生は2002年に不登校生専門の
家庭教師「わかば」を設立し、その後フリースクールHeartful WAVEと
名称を変更後、フリースクール事業、放課後等デイサービス事業、学習塾、
母子の訪問看護ステーションの事業を総合し、2015年
一般社団法人若葉会を発足させました。
子どものために、親子のために、「あったらいいな」を形にすることを
モットーに運営し、内閣府の2022年度『女性のチャレンジ賞』を受賞されています。
先生は18歳の時にAPU大学経営学部に進学し、大学で誰もやっていない事業を
作りなさいとのことで、2か月で不登校児専門のフリースクールを始めたそうです。
その後、不登校生が出ていくところがないという保護者の意見を聞き、自立支援寮を
作られたそうです。ここでは市外をはじめ、県外や母子分離しないといけない子や
児相から帰ってきた子どもたちなどを預かっているそうです。
わかばは不登校児用のマンツーマンで勉強を教えてくれる場、シャロムは
高学年向けなどたくさんの事業を展開されています。
先生はここで大事にしていることが10個あるそうです。
①誤学習は改めよう
②最低学力は小4
③『そのままでいいよ』は言わない
④『しちゃだめ』はやった後で
⑤年上が全責任を負う
⑥アウトプットするためのインプット
⑦死ぬくらいつらいのか?
⑧子どもたちが答えを出す
⑨許さなくてもいい
⑩食べたもので体は作られる
一つ一つ説明をしていただきましたが、普段の子育てや子どもの
勉強方法など活かせる情報がたくさんあり、もっと多くの方に
講演を聞いていただきたかったと思いました。
伝えることの大切さ。正確に言葉を伝えられるか。誤解を招くことが
大きな問題になることから、必ず正しいやり方で言葉として説明できるように
言葉をしっかり学ぶことが大切だとおっしゃっていたのがとても心に残りました。
他にも時間の大切さを学ばせたり、子どもたちを成長させていく過程の話し
など学びも多く、また考えさせられることが多い講演会でした。