防災事業『煙体験・消火訓練・簡易トイレ作成・炊き出し訓練と救急救命講習』~R5.5.27~
5月27日(土)に日田玖珠広域消防組合の方のご協力のもと、防災事業を開催しました。
前半は3班に分かれ、煙体験とアイラップご飯の準備、消火訓練、簡易トイレ作成を。
後半は救急救命士の方の指導の下、救急救命講習を行いました。
煙体験とは、部屋を閉め切って火事の疑似体験ができるものです。
今回は研修室に煙を準備していただき、一人ひとり作った経路を
歩いていただきました。
アイラップご飯は、袋にご飯と水を入れ口を堅く結び、熱湯の中で
炊飯することで炊きあがるご飯の事です。アイラップではご飯の他、
蒸し野菜、パンケーキなどたくさんの調理が熱湯でできます。また災害時の
水が貴重な際には雨水や川の水などを使用しても調理できるため、
アイラップを準備しておくと災害時には非常に便利です。
消火訓練は駐車場で水消火器を使用して、火の種に向かって水をあてる
ように行いました。
簡易トイレは段ボールを2つ使い、緊急時に座って使用できるように
組み立て、蓋を作りました。
体験によっては早く終わったりなどがありましたが、ほぼ時間通りに
みなさん体験することができました。
休憩を挟んでからは、救急救命講習を行いました。
胸部圧迫は全員に体験してもらいました。圧迫した際に胸部の音がなかなか
鳴らず、上手に力を伝えるのが難しかった方も多かったようです。またAEDの使用方法や
使用の際の注意点など質問も出て、とても有意義な講習となりました。
炊き出し訓練として桂林食推協のみなさんには昼食のカレーを作って
いただき、全部の講習が終わった後にアイラップご飯とカレーで昼食をとりました。
この時も災害時に貴重な水を使わなくていいように、お皿を汚さない工夫として、
お皿の上にサランラップを敷いて具材をのせて食べていただきました。
今回は桂林地区6町内の自治会役員さんや防災士の方々計42名にご参加いただきました。
各自治会に持ち帰って、防災意識の啓発につなげていただけたらと思います。
ご協力いただきました日田玖珠広域消防組合の方、桂林地区食推協の皆様
また、朝早くからご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
防災教室~地震体験車(ユレルンダー)体験~
10月8日(金)に防災教室として、地震体験車(ユレルンダー)の体験を
行いました。
防災教室として講演会なども考えておりましたが、新型コロナウイルス感染症
拡大予防として密にならないように、今年度は各自治会長さんや自治会の防災担当の方、
また自主学習教室参加者の皆さんに地震体験を行っていただくようにしました。
地震体験車(ユレルンダー)は大分県が所有しており、南海トラフ巨大地震等に
備え、地震発生時の安全確保や津波からの早期避難の徹底を図り、併せて
住宅の耐震化や家具の固定等の地震防災対策を一層推進することを目的に
各市町村に貸出して運用されております。
当日は日田市役所防災危機管理課の職員さんが運転・操作を行って下さいました。
体験できる地震は震度2~7までの他に、過去に大きな被害をもたらした関東大震災や
阪神淡路・大震災、東日本大震災。また将来、大分県に大きな被害をもたらすことが
想定されている南海トラフ地震や別府湾地震、周防灘地震などが体験できます。
朝9時から早速順番に体験していただきました。
桂林地区の防災士の方々と報道関係の方々も体験していただきました。
当日は自治会長さんはじめ自主学習教室生や桂林地区社協のみなさん、
自主学習教室生など計54名の方に体験していただくことができました。
なお体験していただいた方には、地震の時の10のポイントと
災害に備える準備物が載っている資料、災害時に水だけで食べられる
アルファ化米と5年間賞味期限がある『えいようかん』をお渡ししました。
短い時間ではありましたが参加者さんからは、もう一度家具の
配置を考え家具転倒防止対策を行うように気をつけます。や、災害時の
避難道具などの見直しをしておきます。体験できて良かったです。
などの感想が聞かれました。
皆さんも一度自宅の中の家具の配置を見ていただき、危ない箇所は
固定具を取り付ける、地震時にはロックのかかる扉を付けるなど点検を
行っていただきたいと思います。
地震は突然やってきます。
その時、やっておけばよかったとならないように、日頃から対策を
とっておいていただけたらと思います。
ご参加いただいたみなさん、日田市役所防災危機管理課の職員の方
ありがとうございました。