遊学館だより第132号発行!
遊学館だより第132号を発行しました。
環境学習やぶらりと歩こう会の視察研修の
報告を掲載しています。
ぜひご覧ください。
◎遊学館だより第132号
環境学習バス視察研修~北九州エコタウンセンター~
11月11日(金)に環境学習バス視察研修として北九州エコタウンセンターさんの
案内で家電リサイクル工場と、風力発電の見学に行きました。
はじめに家電リサイクル工場です。家電はまだ人手が必要な解体作業が多く
特にテレビや冷蔵庫などは時間がかかるそうです。また冷蔵庫やエアコンの
ガスなども専用のリサイクル工場に運ぶため、とても丁寧な作業が必要になるそうです。
実際に見学することでリサイクル料金の必要性を感じられました。
またプラスチックも大きさや種類がたくさんあり、機械を使って分別を
行う仕組みなども学ぶことができました。
次に海岸に移動して風力発電の仕組みを教えていただきました。
風力発電の風車は今後海上にも建設予定で、風車1つで1000件分の電気を作る
ことができるそうです。風がない場合は発電できないため、安定供給が難しいのが
今後の課題だそうです。
お昼からは唐戸市場で昼食をとり、赤間神社を散策し、景色のきれいな
壇ノ浦PAに立ち寄り公民館に帰ってきました。
北九州で環境への取り組みを学ぶことができ、物を大事に扱うことの
大切さと、少しでも環境に負担のかからない生活を送ることの大切さを
学ぶことができた良い研修となりました。
ぶらりと歩こう会バス視察研修~菊池渓谷と熊本城~
11月2日(水)にぶらりと歩こう会バス研修として菊池渓谷と
熊本城に行きました。
菊地渓谷は菊池市街地から東へ約 17km、阿蘇外輪山の北西部の
標高500m~800mの間に位置し、約1,193haの広大な面積からなる
”憩いの森”です。菊池川の源をなす菊池渓谷は、うっそうとした天然生広葉樹で覆われ、
その間をぬって流れる淡水は、大小さまざまな瀬と渕と滝をつくり、
その変化に富む渓流と,美しい森林は絶景です。
阿蘇の外輪山を抜け渓谷に向かいます。緑に囲まれた遊歩道をゆっくり
みんなで歩きました。途中、高低差があったり広い面があったりと
たくさんの表情がある滝を見学しながら、またたくさんの木々に囲まれて
マイナスイオンをたっぷり浴びながら、一番奥の休憩所に行きました。
休憩所ではみんなでおにぎり弁当を食べました。
自然の中で食べるお弁当はほんとに美味しくて、みなさんとの会話も
弾みました。
帰りは整備された歩道を下り、無事に約2㎞の遊歩道を散策できました。
熊本城では今だ地震の影響が残っていますが、天守閣が復元され
最上階からは熊本市内を一面見渡すことができました。
菊池渓谷で自然を満喫し、熊本城の復興を垣間見ることができた
良い視察研修になりました。
女性セミナー第4講『SDGsについて学ぼう』
10月27日(木)に女性セミナ第4講として、チャレンジスクールや環境学習でも
講師にお招きした神田みゆきさんからSDGsを学びました。
SDGs『持続可能な開発目標』とは17のゴール・169のターゲットから構成され、
地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っており、2030年までに持続可能で
よりよい世界を目指す国際目標のことです。
まずは地球で起きている問題や日本、大分のいいところなどを探しながら
17のゴールについて詳しく学びました。
また、環境、経済、社会全部が良くなるためにはどうゆう活動が必要なのかを
ゲームを通じて学びました。
自分たちが普段食べている食べ物や、生活用品などが、児童労働や環境破壊に
つながっていること。そのことを理解し防ぐために、安すぎるお菓子屋や洋服を
買うときは少し立ち止まって考え、なるべく認証マークのついている
商品を購入すること。節水・節電を心がけること。などを一人ひとりが
行っていくことが大事です。とのことでした。
寿考教室バス視察研修~宇佐神宮・千財農園~
10月19日(水)に寿考教室参加者のみなさんと約3年ぶりとなる
バス視察研修で、宇佐神宮に行きました。
宇佐神宮に向かう途中、宇佐のマチュピチュと呼ばれる場所に立ち寄りました。
宇佐のマチュピチュとは国道387号から望む西椎屋地区で、地元の人が
秋葉様(火伏せの神)と呼ぶ円錐形の山を背景にした棚田と集落の景観が
南米ペルーのマチュピチュに似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれ、
全国紙やヤフーニュースで紹介されたことから、注目度が大幅にアップしている場所です。
「宇佐のマチュピチュ展望所」もあり、多くのお客様が訪れているようです。
宇佐神宮の大きな鳥居をくぐり、長い参道を歩き、階段を上った先には
朱色ががきれいな上宮があります。
平日ということもあり、みなさんゆっくりと参拝することができました。
集合写真をとり下宮も参拝してから、参道沿いでお土産などもみられていました。
昼食後は千財農園さんでバラを鑑賞しました。
まだ時期ではなかったようで、満開とはいきませんでしたが、きれいなバラ農園を
楽しむ事ができました。
当日は大変天候に恵まれ、ゆったりと視察することができました。
宇佐神宮が広く少し歩くのが大変な方もいらっしゃいましたが、怪我無く無事研修を
終えることができました。
チャレンジスクール~味噌づくり~
10月15日(土)にチャレンジスクール第5講として講師に桂林地区食推協の
方々をお招きして味噌づくりを行いました。
はじめに作り方を書いた用紙を見ながら、食推協の方に大まかな説明を
していただきました。
使う大豆も前日に指でつぶれるぐらいに茹でていただいてました。
子どもたちはエプロンと三角巾をつけて、手洗いが終わったら早速作っていきます。
まずは麹を細かくさらさらにしていきます。
さらさらになったら、麹と茹でた大豆をミンチ状にしたものを混ぜます。
全体的に混ざったら大豆のゆで汁を少し足しながら固さを調節します。
桶に厚手のビニール袋を設置して味噌を大きな団子状に丸めて、
桶の中にたたきつけるように投げ入れます。
詰め終わったら、表面を平らにしてからキッチンペーパーを広げ焼酎を
振りかけます。その上にラップを敷き詰めて塩のかたまりを重しに蓋をして
蓋全体を包むように新聞紙をかけ、ひもでくくります。
2~3か月後には美味しい味噌のできあがりです☆
はじめて作る子ばかりで、ゆで上げた大豆の甘みに驚いたり、枝豆と大豆が
同じという事をはじめて知ったり、味噌づくりを通じて良い食育ができました。
できあがりが楽しみですね♪
ぶらりと歩こう会~ガランドヤ古墳見学~
10月13日(木)と22日(土)にぶらりと歩こう会でガランドヤ古墳の見学に
行きました。
ひた走り号で中ノ島まで移動し、バスを降りてから橋を渡り三隈川沿いを
石井方面に歩いていきました。
ガランドヤ古墳は3基からなる古墳群でこのうち国史跡の1.2号墳は装飾古墳として
古くから知られ、筑後川流域に点在する装飾古墳文化圏に属するものと考えられています。
知名度が高く、昭和39年には大分県史跡に指定されています。
横穴式石室に彩色壁画が描かれる2基の古墳が近接して築造され、多様な図柄に
緑色が多く用いられていることが特徴です。発掘調査によって装飾古墳から
多くの遺物が出土したことは類例が少ないため古墳の価値を高めており、
1.2号墳を含めた範囲が国史跡に指定されています。
ガランドヤ古墳では文化財保護課の方から説明があり、1号墳の中の
装飾部分を2名ずつ見学しました。
周辺はきれいに整備されており、解説ガイダンスが聞けたり、スマホがある方は
バーチャル見学などもできるようになっています。
施設の公開は10月~3月まで、月に一度程度予定をしているそうです。
古墳内の装飾部分を実際に見学するというとても貴重な体験ができ、
みなさん喜ばれていました。
遊学館だより第131号発行!
遊学館だより第131号を発行しました!
3年ぶりに開催された寿考教室バス視察研修やガランドヤ古墳見学
女性セミナーパン作りなど主催事業の報告です。
11月は2日、11日、22日がバス視察研修で公民館に
職員不在となります。ご了承下さい!
◎遊学館だより第131号
環境学習第3講~大分県の生物から環境を考える~
10月12日(水)に森田祐介さんを講師にお招きして環境学習第3講として
大分県の生物から環境を考えると題して講演会を開催しました。
森田先生は環境コンサルタントとして勤務される傍ら、自治体などの委嘱を受けて
希少野生動物の保護を推進し、調査員の一人として県レッドデータブックの
見直しにも携わっています。
まずは世界の気候や大分県の気候などからどんな環境でどんな植物などが
多いのかなど大まかに説明がありました。
その後大分県を細かく地形や環境などで区分けして、それぞれの特徴的な
生物や植物などを教えていただきました。
日田は大分県の中で唯一有明海にそそぐ川があり、アリアケギバチや
アリアケスジシマドジョウなどが生息しているそうです。
また津江山系の1000m~1200mの急峻な山々があり、そこにはクマタカや
ヤマネなど希少な生物が生息しているそうです。
大分県は豊かな山、川、海がありとても自然に恵まれています。また大分県の
中でも自然環境は地域によって特色があることがわかりました。また身近な
場所にも様々な生き物が暮らしていることを学びました。
最近生物多様性という言葉を良く聞くようになりましたが、これは40億年続く
生物史の中でいろいろな生物がいることと、いろいろな生物がつながり支えあって
暮らしていることを指しています。そして生態系のサービスの上に私たちの
生活は成り立っています。
今は自然体験をすることが少なく、自然環境に価値を見出し難くなっています。
このままでは生活が成り立たなく時代が来る可能性があるので、生物多様性の
大切さや環境の大事さを一人でも多くの方に学んでほしいとのことでした。
途中で生物多様性クイズなどを挟みながら楽しく環境について学ぶことが
できました。シカやタヌキの頭蓋骨など普段見ることができないものも
持ってきてくださり、大変勉強になりました。
森田先生、ありがとうございました。
男の料理教室~ザワークラウトを使った料理~
10月5日(水)に男の料理教室でザワークラウトを使った料理を
作りました。
ザワークラウトとはドイツにおけるキャベツの漬物のことです。
事前に塩もみしたキャベツを仕込んでおいて、当日使えるように
調理室に仕込んでいました。
当日はシュークルートという料理とグラーシュというハンガリアンシチューを
作りました。
最初にシュークルートです。事前に下味に付け込んでいた豚バラブロック肉を
玉ねぎや白ワイン、ザワークラウトと一緒に煮込みます。
ゆであがったら、豚バラ肉とソーセージ、キャベツを炒め塩コショウ、
バターで味付けし塩ゆでしたじゃがいもを付け合わせ、完成です。
グラーシュは牛肉に焼き目をつけみじん切りにした玉ねぎと人参と一緒に炒めます。
パプリカ、赤ワイン、トマトペースト、トマト缶をいれ炒めます。
パプリカを加えて水を加え、1時間ほど煮込みます。
最後に塩コショウ、クミンパウダー、カイエンヌペッパーをいれて
味を整えたら完成です。
今回はいつも口にしている和食とは全然味わいが違う
欧州料理に挑戦しましたが、トマトの酸味とザワークラウトの酸味、また
普段使わない香辛料など、癖になる味わいでとても美味しかったです。
参加者の皆さんにもとても好評でした♪