限界集落の挑戦!~公民館運営委員研修視察
前津江公民館運営委員は12月7日、竹田市久住町の「丸山自治会公民館」(丸山生活改善センター)の取り組みを視察しました。
久住町白丹地区の丸山自治会は世帯数15戸、人口37人、高齢化率52%の限界集落です。
老朽化し利用者が減少した公民館を平成27年、県と市の補助を受け大規模リノベーション。
バリアフリー化、トイレの水洗化、さらに簡易宿所施設として許可取得。
さらに研修施設として活用してもらうための誘致活動を口コミで開始。
駅伝チームなどの合宿の誘致に成功、利用者数が100名だったのが550名まで増えたそうです。
公民館前には地元のチェーンソーアート作家による作品が。
環境整備事業では、山林に桜、もみじ、銀杏、ケヤキを植え、住民憩いの場を作り、杉・桧山の中に1周1200mのクロスカントリーコースを整備。
簡易宿所許可を得ている丸山自治会公民館と合わせたクロスカントリーコース利用についてfacebookにより情報発信。
「全国高等学校女子駅伝競走大会」優勝校の、長期合宿受入れ。
合宿中には自治会のみなさんから野菜や米の差し入れもあり、監督・選手・スタッフ・保護者との親交が深まっているそうです。
新しいチェーンソーアート作品用の伐採された杉
新たな活動として高齢者を対象とした集いの場や、田んぼイルミネーション、木彫りアートにも取り組んでいました。
15世帯の集落。
「なんかやってみよう!」
「じっとしていて何もしなかったら限界集落はあっと言う間に消滅だ!」
「後継者がいなくても、自分たちが、できるところまでやってみよう!」という言葉が印象的でした。