運営委員会視察研修

    2019-09-30

     9月6日(金)に三芳公民館運営委員会の視察研修を開催しました。
    今年は自主防災組織について学ぶため、佐賀市本庄町自主防災活動協議会へ
    視察に行きました。
    はじめに、本庄町の概要を教えていただきましたが、本庄町には23の自治会
    があり、人口は12,000人をこえています。また佐賀大学や佐賀女子短大がある関係
    で20代が一番多くまた、鍋島藩のゆかりの地であることから、
    たくさんの史跡や文化財があります。
     自主防災組織ですが、はじめに自治会役員や公民館長が佐賀県地域防災リーダー養成講座
    や自主防災組織促進研修会などを受講し、単位自治会が2地区が立ち上げ、
    その後、校区自治会として平成22年に本庄町自主防災活動協議会を立ち上げたそうです。
     その際、本庄まちづくり協議会の防犯防災部会長が自主防災組織の部長を兼務する形で
    お互いに協力しながら、組織を作ったそうです。
     協議会の中には、元消防職員さんや防災士、自治会長さん、その他の地区団体の長の方が
    含まれ、50名を超す人数が会員として参加しています。
     活動としては9月1日を防災の日と定め、東日本大震災でのボランティア活動の講話や
    防災気象情報の利用について、避難所運営の講話などを行っています。またその他に
    防災マップの作製や毎年6月に小学校と合同で避難訓練を行ったり、12月には
    炊き出し訓練なども行っているそうです。
     また、昨年には一人暮らし高齢者へ緊急連絡先カードを配布、作成を行ったそうです。

       

       

     今後の課題として、はじめに立ち上げた自治会が設立後、新たな自治会での設立が
    進んでいないこと、また避難訓練や防災研修会の参加は過去の役員さんや顔なじみの方が
    多く、一般の参加者が少ないことなどをあげられていました。
     最後に短期間で自主防災組織を立ち上げたのは、まず行政が組織の立ち上げに熱心で
    あったこと。また自治会執行部に強いリーダーがいたこと、防災士や消防職員などが
    いたことも重要で、リーダーを支える同志がいたこと、信頼関係があったこと、
    熱意のある人が集まっていたことが大きな要因だったとのことでした。
     豪雨の後の非常に大変な時期でしたが、組織の設立や実際の活動なども聞くことができ、
    非常に勉強になりました。ありがとうございました。
     お昼からは佐賀城本丸歴史館を見学しました。非常にきれいに整備されており、
    ボランティアの方の説明を聞きながら、佐賀の歴史を学びました。
     
         

       

    Copyright(c) 日田市三芳公民館, All Rights Reserved.