日高町人権学習会
2018-01-26
1月25日(木)に日高町公民館において日高町人権学習会を開催しました。
講師に日田公証役場の武下満さんをお招きして、『遺言と成年後見制度』に
ついて、詳しく説明していただきました。
成年後見制度は判断能力が不十分な方々の不動産や預貯金などの財産の管理や、
施設入所の手続きや契約また、自分に不利益な契約などを結んだりしないよう、
保護・支援する制度です。
またこの制度には『法定後見制度』と『任意後見制度』の2種類があり、
法定後見制度は家庭裁判所によって成年後見人が選ばれます。
『任意後見制度』は本人が十分な判断能力があるうちに、将来
判断能力が不十分になった場合に備えて、あらかじめ自分が代理人を
選んで、公正証書で契約を結んでおく制度です。
『遺言』は、ない場合は民法が定めたルールに従って相続が行われ、
ある場合は、遺言にしたがって相続が行われます。
遺言がない場合、相続人全員の協議によって合意しなければならず
不動産や預貯金の引き落としなども相続人全員の合意と印鑑がなければ
行うことができません。
遺言がある場合は、遺言に沿った遺産の相続ができ、相続手続きが
たいへんスムーズに行えます。また遺言者の意思が反映できるとともに、
争いが少なくなるメリットがあります。
自分の意思を生かせるように、遺言は作っておくべきだと思いました。
たいへん寒い中でしたが、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
質問もあり、非常に勉強になった人権学習会となりました。
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