求町人権学習会『DVについて』
12月15日(日)に求町公民館において求町人権学習会を開催しました。
講師は日田市人権講師団の大岡平和先生で『DVについて』講演いただきました。
はじめに、大岡先生は小さいころは古金町に住まれていたそうで、近くの山で竹切りして
その竹で竹そりをして遊んでいたなど、懐かしい話をされ、みなさんも
懐かしいねとおっしゃっていました。
場が和んだ後から、DVについてお話ししていただきました。
DVは初めからはげしい暴力があるわけではなく、ちょっとずつ激しくなって
いくそうです。また、嫌いになったから起こるのではなく、仲が深まった時に
起こるそうです。目に見える暴力だけでなく、無視をしたり、言葉による恫喝なども
DVにあたります。
暴力・差別というのは、する側を問わなければいけません。
される側が悪いというのは絶対にありません。加害者の問題であって
被害者の問題ではないということを認識しなければいけません。と
おっしゃっていました。また、加害者についてはきちんとした更生プログラムに沿って
更生すべきですが、現在の日本にはまだ、そういったプログラムがないため
被害者が増加しており、また被害者を支援する組織などがないので
それもまたDVが増加している原因だそうです。
それに加え、日本の法律では、加害者と被害者が結婚関係にあれば
罰することができますが、恋人同士ではまだ加害者を罰することが
できず、表に出ていないDVが多くあるそうです。
DVを防ぐためには自己決定権を大切にし合う関係を築くこと。
相手のせいにしないこと。自分の気持ちや意見を言葉で表し、
暴力などの態度や行動で行わないことが重要ですと
おっしゃっていました。
自分の意見をしっかり持ち、相手に流されないように、お互いが
言葉で意見を交わし合う関係を築くことの大切さを教えていただきました。