あの豪雨から4年「津江小中学校防災講座」
昨週の金曜日、7月5日の正午、日田市内ではサイレンの音と共に黙とうが行われました。
令和2年7月に発生しました豪雨災害から、もう4年の月日が経ったことを思い出す音です。
当時、この中津江村も多くの被害に見舞われました。
停電や断水、数々の土砂崩れ、夏真っ盛りの暑さのなか30日も避難を余儀なくされた方もいました。
そうした災害は、いつまた起こるともわからない可能性があります。
そんな日が来てしまった時のために、今のうちから出来ることを学ぶため、被災当時からこの防災講座は毎年行われて来ました。
今回は津江小中学校5・6・7・8・9年生が対象です。
先生は上津江防災士会から片桐さん・川津さん・河津さんと、中津江振興局・永瀬局長。
まず永瀬局長から、令和2年度の災害について当時の様子をお話しいただきました。
災害発生当時、車での走行が困難な状況の中、自宅から振興局まで歩いて出動したそうです。
見慣れた風景がまったくちがうものに見える写真の数々で、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
そのあとは片桐さんから「おおいた防災ポータル」を紹介してもらいました。
マイタイムラインの作成推進など、防災に役立つ情報がまとめられていますので、ぜひご覧ください。
(https://www.pref.oita.jp/site/bosaiportal/)
「いつ」「なにを」がすぐにわかること。
準備の大切さが学べます。
お話しの後は体育館に移動。
ダンボールベッドの組み立て体験をしました。
まずは組み立て方の説明を受け・・・
2~3人1組で取り掛かります。
7~9年生はさすがの早さで組み上げましたが、5・6年生も終わったところがお隣のチームを手伝い、すべてのチームが強度ばっちり!のベッドを完成できました。
短い時間ではありましたが、自分で考え、友だちと相談して動く・・・こうした瞬間のひとつひとつに、自助・共助の育つ要素があるのだと感じますね。
開催の様子は、津江中学校HPにも掲載されています。
(https://tyu.oita-ed.jp/hita/tue/news/21137/)
最後に、実際に使う時はこうした仕切りでプライバシーにも配慮しますと教えてもらいました。
作ったダンボールベッドは上津江振興局さんで保管し、災害時への備えにするとのこと。
何も無いことがもちろん1番ですが、備えあれば憂いなし!です。
今回の講座で学んだことを忘れず、特にこれからの多雨台風シーズンに向けて家族みんなで備えていきましょう!