認知症を自分事として考える~女性セミナー

    2022-06-09


    本年度の女性セミナーがスタートしました。




    6月8日に第1講「人権学習会」を開催、「認知症の方の意思が尊重され、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために」をテーマに学習、女性セミナー会員11名と、お声掛けした地域の民生委員さん6名が参加しました。








    はじめに認知症地域支援推進員の松尾さんより、認知症地域支援推進員とは、ピアサポート活動についてのお話をいただきました。




    続いて若年性認知症当事者で積極的にピアサポート活動に取り組んでいらっしゃる寺野さんより、当事者が認知症と診断されたときの苦しみや葛藤、それを乗り越えて前向きに生きる姿を参加者に知っていただこうと発表していただきました。







    つぎに支援者でありピアサポーター補助相談員の川浪さんより、寺野さんが認知症と診断される前から現在に至るまでの寺野さんとどのようにかかわってきたか、その過程で学んだことを発表していただきました。




    もう一人の認知症当事者下田さんも「この学習会のお役に立てれば」と参加していただきました。








    次は4班に分かれてグループワークを行いました。




    「自分が認知症になった時の気持ちってどんなだろう?」




    「自分や家族が認知症になったら周囲にカミングアウトしますか?」








    「自分が認知症になったら家族や周囲の人にしてもらいことってなんだろう?」




    「自分が認知症になっても家族や地域のためにできることってなんだろう?」




    「地域にいる認知症の人に対して自分は何ができるのか、どんな支援ならできるだろうか?」








    自分の意見を出し合い活発に話し合いました。








    最後にアンケートに記入していただきました。




    「周囲の人が認知症のことを理解するためにもっと学習会をしてほしい」




    「周囲の人の支えがあれば今まで通りの生活を続けられることが分かった」




    「自分が当事者になったら、勇気のいることだけれどもカミングアウトして周囲の人と協力しながら幸せに生きていきたい」などの感想をいただきました。




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