太古の大山にワニがいた!?*女性セミナー【9月13日】

    2018-09-19

    日田は昔、大きな湖だった・・・という言い伝えがありますが、太古の大山町はまさに湖でした。
    大山町の崖等には植物プランクトンである珪藻を含む地層があり、大山層と呼ばれています。
    この大山層の分布から、大山町一帯が大きな湖であったことがわかるのだそう・・・。
    今から約36万年前のこと。平成17年の、合併前の日田市内にはこうした地層は見られないのだそうですよ。

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    9月13日(木)の女性セミナーは、日田市立博物館の学芸員・行時志郎さんを講師に招き、大山町の成り立ちと太古の湖、そしてそこに暮らす生き物についてご教示頂きました。

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    その昔、大山町は火山の噴火によって発生する火砕流堆積物によって覆われ、水によって削られることを幾度も繰り返してきたそうです。
    地層を調べると、大山層ができる前にも、湖があったらしいですね。
    大山層からは、新種の珪藻化石が発見されているそうで、その名も「ステファノディスクス ヒタエンシス」!
    最初は「オオヤマ」の名前が入るはずが、大山は全国的によくある地名の為、「ヒタ」の名前を入れることになったのだとか。

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    2014年から2016年にかけて行われた吾々路川での発掘調査で、動物の足跡化石が発見されました。シカの仲間、ワニの仲間、サイの仲間の足跡です。
    結構大きなサイズのワニやサイだったみたいですよ。
    太古の湖のほとり、数十万年前のまさにこの場所を、ワニやサイが悠々と歩いていたのかと思うと・・・皆さん、ワクワクしませんか?

    講義の後は、館内の展示を見学。
    展示物は、日田市博物館で行われた特別展で使用されたパネル等をお借りしたものです。
    大山に住む私達としては、ぜひ知っておきたい「大山の物語」。

    大山公民館のロビーと通路に常設しています。皆さんもぜひ足を運んで、一度はご覧になってみて下さい。

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