大山いきいき大学*被災地に学ぶ【9月22日】
9月22日(土)のいきいき大学(高齢者教室)は、「被災地に学ぶ」を実施。
マイクロバスを利用し、昨年7月の九州北部豪雨災害で被災した小野地区の古民家カフェ「谷の熊ちゃん家(げ)」に行ってきました。
谷の熊ちゃん家は地元の団体「すずれ元気村」がつくったカフェ。豪雨災害時の大規模な土砂崩れで「土砂ダム」が出来た場所の前にあります。
当時はかなり大きく報道されましたので、多くの方がテレビ等で目にしたのではないでしょうか。
その爪痕は今なお残り、当時の災害の大きさと、その恐怖をひしひしと感じます。
谷の熊ちゃん家は昨年7月7日オープンの予定だったそうですが、災害の為、それは叶いませんでした。
ただ、この災害での建物の被害は、なんとガラス1枚割れただけだったそうです。
この奇跡を見て、皆さんの心に復旧への希望が湧いてきたのだそうです。
谷の熊ちゃん家で石井幹夫さん(すずれ元気村 村長)の被災体験をお聴きしました。
実際に被災した方のお話は、真に迫るものがありました。石井さん自身も、ほんの少し当時の行動が違っていたら、あの土砂崩れに巻き込まれていたかもしれなかったそうで、「生かされた・・・」と強く感じたそうです。
特に強調していたのは二つ。
一つ目は「情報」をとる手段をしっかりと確保すること。スマホやラジオ等は、コンセントが無くても使用・充電できるように、準備することが必要です。
2つ目は「非難開始の目安」を地域でしっかり共通認識し、高齢者等を含めた地域の全員が、早めに非難出来る様にすること。
日頃からの地域の絆、コミュニケーションが大切ですね。
いきいき大学では、7月にも地元の防災士である柿本さん、岐部さんのお話をお聴きしましたが、これからも防災意識を高め、広げていく必要があると感じました。
石井さんのお話の後はお昼ごはん。
そのまま「谷の熊ちゃん家」の野菜たっぷりカレーを頂きました。
とっても美味!♪
帰りに梨を買って帰りました。
今回は大変貴重なお話を聴くことができました。
小野地区の復旧・復興を心から願わずにはいられません。皆で応援したいと思います!