自助・共助・人命第一

    2013-05-23

    5月21日(火)

    吹上町にて「自主防災会発足式」が行われました。
    吹上町は、昨年の大水害のときに花月川の水が氾濫し床上・床下浸水などの被害が多く発生した地域で、今年の梅雨入りを前に、昨年の教訓を生かした防災組織づくりを、と自治会内の防災組織の見直しを行い今回の発足式となったものです。
    発会式には市総務部長・消防署・包括支援センター・市防災危機管理室と公民館などが来賓として出席しました。


    吹上町自主防災会のスローガンは「自助・共助、そして人命第一」と決意を述べる自治会長。

     

    普通は、「自助・共助と来たら、公助だが、自主防災会はむやみ公に頼るのではなく、自分たちでできることは人命第一を基本に、自分たちでまずやる。それが今回の発会式の大きな目的」とあいさつ。

     


    続いて来賓を代表して、市総務部長が祝辞を述べる。

     


    発会式の最後は、自主防災会を代表してそれぞれの班長が、自治会長に対して決意表明を行った。

     

    自主防災会の特徴は吹上町を5つのブロックに分けて、それぞれに班長と副班長を設けて、班長と副班長がブロックごとに避難誘導を行おうというもの。
    ブロックには、3~7班が属していて、班によっては浸水の危険のある班や急傾斜地を抱えるところなど様々で、市や自治会からの避難指示を待つのではなく、よりきめ細かな単位で動こう、というものとなっている。
    班長・副班長には、昼間でも動けるように退職組の熟年会組織を積極的に用いて、昨年の水害の時のように仕事に行っていていない、ということを極力排除し、また交通手段など持たないお年寄りの名簿も整備し、お年寄りだけの家庭には、近くの老人ホームなどに一時避難させられるよう心配りを行うなど、自助・共助を強く意識した組織づくりとなっていました。

     

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