椋の木体験教室 ~第7回 三隈川の水生生物観察と水質調査~
2014-08-18
椋の木体験教室の第7回は、日田市環境課の協力で、三隈川に棲む水生生物観察
と川の水質調査を行いました。
同じ三隈川でも、竹田公園近くの河原では水が深く、流れが急なことろもあり
危険がありますので、今回は比較的活動がしやすい台霧(だいむ:中ノ島)という
ところで行いました。
さっそく川に入り、川の石の裏にいる虫や貝などを集めました。
なかには、メダカやドンコ、オヤニラミの稚魚などを採った児童もおり、大収穫
となりました。
まずは、採取した水生生物から、この辺りの川がきれいかどうかを調べます。
ここでは、ヒゲナガカワトビケラやカゲロウ、カワニナなどが多くおり、「やや
きれいな水」という判定がでました。
また、薬品を使った水質調査や、川の水を長い筒状の試験管(1m程)に入れ、筒の
中に入れている目標物をヒモで引っ張りながら透明度を確認する実験など行い、
ここでも「ややきれいな水」という結果がでました。
若宮地区に沿うようにして流れる三隈川。若宮地区の子どもたちには当たり前の
ようにそこにある川ですが、今の子どもたちは、昔のように気軽に川で遊ぶこと
ができません。その結果、川にどんな生物がいて、どんな水質の川なのかを知る
ことがなかなかできない状況にあることはとても残念なことですが、水難事故防止
のためには仕方ないことだと思います…。
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