防災講演会「災害を正しく恐れよ~日田の大雨と地震」

    2017-09-22

    9月21日(木)に
    気象予報士で大分県防災アドバイザーでもある
    花宮廣務 氏をお招きし
    防災講演会
    「災害を正しく恐れよ~日田の大雨と地震」
    を開催しました。

    気象予報士の観点から
    どうしてあのような豪雨、ゲリラ豪雨が発生するのか?
    災害時の備え、避難の仕方など非常に分かり易くお話していただきました。
    一時間雨量が100ミリと聞いて危険だと感じる方がどれだけいるのでしょうか?
    日田市の年間雨量は約1,800ミリ
    年間の雨量の1/18が一時間で降ると考えると怖いですよね。
    朝倉市では3時間で約400ミリ、12時間で約900ミリの雨量があったそうです。
    年間雨量の半分が半日で降ったということになります。
    災害は降り始めから100ミリで始まり200ミリで急増するそうなので
    メディアから発信される情報に注意し早めの避難や対応を心がけましょう。
    また避難勧告が出たからと言って川のような道を避難することは危険な事です。
    若宮地区も道路わきに水路があリます、
    水があふれているときは水路の存在が分からず流される事がよくあるそうです。
    状況判断をし避難せず家にいることも命を守る術です。
    自分の命は自分で守るを常に心がけながら災害に備えましょう。
    しかし、災害が起きたときは地域力も必要になります。
    避難所が遠い場合は近所の方の頑丈な家に避難させてもらうなど
    日頃から近所の方と付き合い話しておくことも重要です。
     
    今回、寿光会のオープン講座として誰でもが参加できる講座としたのですが
    参加者は少なめでした。
    若宮地区は九州北部豪雨でも大きな災害はなく
    もしかしたら防災に関する意識が低いのかもしれません。
    若宮地区には人助けのムクノキがあるように災害に縁遠い地域ではないはずです。
    公民館でも防災に関する事業を行い防災意識の高揚、災害に強いまちづくりにつなげていければと思います。

    また、後日談ですが参加者の中で
    「私の家の横は川が流れている。使ってない倉庫は鉄筋で二階建てで頑丈だから
    早速二階を片づけて近所の方の緊急避難場所に提供できるように整備します」
    とおっしゃってくださった方がいらっしゃいました。

    このように 行動に移してくださる方がいること 本当にうれしく思います。
    今回の話をまわりの方に話して広がっていくことも期待しています。

    貴重なお話をして下さった花宮廣務先生ありがとうございました。

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