ドジョウ? ウナギ? 絶滅危惧種のスナヤツメ
令和4年7月29日(金)、「スクラム教室」の第3講を開催しました。
今回は大分生物談話会の高野裕樹さんを講師に迎え、
「わたしたちピンチです!」~水辺の生き物の観察による環境学習会~
を開催しました。
まずは、本日の活動の注意事項など説明していただき、
その後、これから観察会を行う中野川にどんな生き物がいるか、予想してみました。
予想した生き物の数、少ない人は1種類、多い人で5種類ほど、
さてさて、何種類の生き物を見つけることができるでしょうか!?
観察会は、南元町公園近くの中野川で行いました。
高野さんに網の使い方を教わった後、
子ども達、大物目指して頑張りました!
写真には撮っていませんが、傘・カーペット・たばこの吸い殻など
ホントにたくさんのゴミがありました・・・
開始から約1時間、子ども達は観察会に飽きてきた様子
そろそろ切り上げて、公民館に戻ろうかと思っていましたら、
珍しい生き物をゲットしました!!
ドジョウ? ウナギ?
いえいえ、
「レッドデータブックおおいた2022」に絶滅危惧ⅠB類として記載されている
ヤツメウナギ科の淡水魚、スナヤツメという珍しい魚です。
捕まえた子どもも嬉しそうでしたが、周りの大人も興奮していました(笑)
川の活動を終え、公民館に戻ってきました。
本日、捕まえた水の生き物たちです。
いちばん多く捕まえたのはギギ。
写真右上の魚で、もともと日田にはいなかった国内外来種です。
それから、左上写真の右上に写っている細長いやつと写真右下がスナヤツメです。
さてさて、中野川で捕まえた生き物、発見した生き物は、
鯉、スナヤツメ、ギギ、ドンコ、カワヨシノボリ、トノサマガエル、ヌマガエルなど
12~14種類の生き物を発見することができました!
今回の活動で、身近な川にたくさんの生き物、珍しい生き物がいることに気付き、
と同時にゴミの多さ、外来生物の多さにも驚いたようです。
今回の活動が、川を大切にするきっかけになってもらえればと思います。